【敷パッド】評判の天然素材くらべ、パシーマ・麻夢物語・綿キルト

パシーマパッドシーツ 暮しの教科書

うちの家族は、布団派ベッド派各人各様。でも、一番肌に近い部分は皆おそろいの「敷パッド」を使っている。

敷パッドを使えば、ベッド周りの印象が野暮ったくなるのは否めない。でも、機能と家事効率を優先したらこれしかない。

私なりのこだわりは、天然素材でできていて、丈夫で、オールシーズン使えて、乾きが早くて、価格も高すぎなくて、色は白かキナリのものを使うこと。

そんな視線で使ってきたのが、綿100%の「キルト加工」と、麻素材の「麻夢物語」、そしてガーゼの「パシーマ」

この3つを比べてみれば、今のところ「パシーマ」がちょっと優性。そんな使い勝手を比較してみた。

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敷パッドに求めるもの

私は日光に干したフカフカの布団が大好き。

今どき、これが正しい手入れかわからないけど、天気が良ければまず布団を干す。その度に、シーツをはいで、再びつけて・・・、こんなことを人数分繰り返しているので、この部分の効率はとても大事。

敷パッドのメリット

敷パッドをなぜ使うかと言えば、

  • 手入れが楽
  • 脱着が簡単
  • 布団やベッドパッドの汚れ防止

普通のシーツのように、パリッと糊付けする必要もないし、そもそもアイロンがけも必要ない。ふわっと乗せてゴムを4隅にかけるだけ。

厚みがあるから、「寝ている間に出ると言われるコップ1杯の汗」も吸い取ってくれるはず。ベッドパッドまでいちいち洗っちゃいられないから。

敷パッドのデメリット

敷パッドのゴム

敷パッドの残念なところは、

  • 野暮ったくなる
  • 乾きにくい
  • 収納場所を取る

四隅のゴムはズレ防止、厚みは汚れ防止、季節ごとの敷パッドを使うのは寝心地を求めてのことと納得しているものの・・・

ゴムはそのうちビローンと伸びてくるし、厚みがある分乾きにくくて、その日のうちに乾かないこともある。夏には夏用、冬には冬用の気持ちいいものがあるので、ついいろいろ揃えてしまうという罠も。

そうなると、季節外の敷パッドの保管場所も必要になり、時には替えゴムも必要になり、モノが増えるのが最大のデメリットと感じる。

ところが探せばあるもので。

乾きが早く、オールシーズン使えて、ゴムなしの敷パッドが・・・

    パシーマ・麻夢物語・綿キルト

    つらつら思うに、肌に触れるものはやっぱり①天然素材がいい。②丈夫で、③オールシーズン使えて、④速乾性があれば1枚こっきりで済む。⑤色は白かキナリなら悪目立ちなし。

    要するに、『コレ!と思う1枚を年中使い倒すのが一番だと言う結論に。

    綿キルト加工

    最初に買ったのは、綿100%のキルト加工をした敷パッド。

    「昭和西川 綿 敷きパッド 水洗いキルト加工」

    赤ちゃんのおくるみのような優しい風合いは好み。でもふわふわ感はなく、ぺったんこ。

    《良い所》

    • ①綿
    • ⑤キナリ

    《欠点》

    • ②縮む・ぺったんこ
    • ③冬寒い
    • ④乾きにくい
    • 四隅のゴムが伸びる

    洗濯してもその日に乾かないことがあり、予備を1枚買い足した。冬はひんやりとした感触で、ちょっと使う気になれず、暖かいのを別に用意。ゴムも弱くてよく伸びる。

    次第に縮んで小さくなり、3年使って、キルト部分の糸のほころびが目立つようになり、雑巾に。

    麻夢物語

    麻夢物語

    天然素材で丈夫なものは麻。麻は夏のイメージだけど、実はオールシーズンいける素材なんだそう。ならばと購入したのは「麻夢物語」。

    表地以外は麻じゃないからか、麻としては安いと思った。もしかしたら麻(リネン)じゃなく、麻(ラミー)の方なのかもしれない。私にはよくわからないけど。細かい所は置いといて、

    《良い所》

    • ①麻
    • ②何度洗っても風合いが変わらず5年使えた
    • ③オールシーズン使える
    • ④すぐ乾く

    《欠点》

    • ⑤生地の縁どりの色が目立つ

    ポコポコした肌ざわりがずっと続くし、四隅のゴムも伸びにくい。いろんな面でヘタレにくい。確かに冬でも「冷たさ」は感じなかった。これは中綿のせいかもしれない。寒がりの私もこれ1枚で過ごせた。湯たんぽは使ったけれど・・・

    中綿があるから普通ごみ、リサイクルできないのがちょっと残念。とはいえ、拭き掃除には向かないけれど、油を吸い取るようなウエスとしてなら使えている。

    パシーマ

    パシーマ

    敷パッドとしてかなり名の知れた「パシーマ」。

    《良い所》

    • ①綿(ガーゼ)
    • ③年中違和感なく使える
    • ④すぐ乾く
    • ⑤きなり色
    • 裏表使える
    • ゴムがない

    《欠点》

    • ②すぐ毛玉ができた

    初めての洗濯で毛玉が出来てしまったのにはびっくり。

    パシーマの毛玉

    同じ向きで使うと、足の部分が破れてくると、布団屋さんが言っていた。なので、向きをあちこち変えると良いと。あまり丈夫なものじゃないらしい・・・

    でも、裏表両面使えるから良しとしよう。

    この敷パッド、一番の特徴はゴムがないこと。

    布団にセットするひと手間がないのがとても便利。洗濯機の中で絡まったり、伸びる心配もない。ゴムがないとべッド周りの野暮ったさが消える。帽子のゴムのあるなしくらいに違う。

    それでいてほぼズレなし。ほぼと言うのは、寝相が悪い息子の布団では時々1/3くらいズレているから。

    また、敷きパットとして使った後は、ぞーきんなどとして最後まで使えると明記されてるのも、今どきな好印象。これなら使い勝手のいい雑巾ができるはず。柔軟剤を使わない方がいいというのも、クエン酸リンス使用の我が家にぴったり。

    まとめ

    今のところ、作業性・地球にやさしいところで「パシーマ」がマイベスト。

    気持ちよさは、フワリ感が好きなのか、シャリ感が好きなのかで「パシーマ」「麻夢物語」分かれるだろう。

    耐久性はおそらく「麻夢物語」。来客用にするなら毛玉なんて嫌だからこっちがいい(使ううち縁取り部分はヘタレ感が出る)。

    もっといい敷パッドを見つけるまで、こんな感じで行くつもり。