レンジフードの掃除はめんどくさい。
特にシロッコファン。
「そんなもんだ」と思っていたけど、「案外そうでもなかった」という話。
シロッコファンとは、レンジフード内に取り付けられた、筒状にたくさんの羽根がついた換気扇のこと。
前使っていたレンジフードは汚し過ぎた。換気扇フィルターを張り付けて、見ないふりをしたほどに。その反省から、心機一転、新しいレンジフードは「キレイに使う」と決めた。
あれから6年、ちゃんとキレイに使っている。2か月に1度掃除して。
無精者が、何故こんなことができるのか?
それは、『簡単な掃除方法』を見つけたから。
粉石鹸を溶かしたお湯に漬け、食器みたいに素手でじゃぶじゃぶ洗うと言う方法。つけ置く時間をのぞけば、作業はほんの数分。これならできる。気持ちもいいし。
そんなシロッコファンの掃除について。
シロッコファンの掃除のコツ
レンジフードの失態から、「汚れはためちゃいけない」と知った。
と言うことは「まめに掃除」しないといけないわけで、これは私の一番苦手とするところ。やるなら一気!そんなのが性に合っている。むしろその方が効率的では?とも。
とは言え、年に一度の大掃除もそれなりにめんどくさい。
用意だけで疲れてしまい、あっちもこっちも中途半端で時間切れ。こんなことを何年も繰り返し、気が付いた時にはもう手遅れだった。
強力な洗剤を使っていたのも、環境に悪かったはず。汚れたものを見て見ぬふりしていたのも、良い気分はしなかった。
掃除はこまめに、そんな先人の知恵は正しかった。
こまめな掃除
無精者が、どうやってこまめな掃除習慣を身につけたらいいんだろう。それが問題。
明るい未来、スッキリした掃除後の姿が見えてないから、重い腰も上がらないのでは・・・
手袋はめて、割りばし、歯ブラシ、ぼろ布、ゴミ袋、洗剤、新聞・・・そこまで重装備でやっても、シロッコファンをピカピカにできたことはない。
いつも時間切れで、掃除に達成感を感じたこともない。
そんな私が重い腰を上げるには、
- ピカピカになる
- 簡単にできる
そんなことがわかってないとムリ。
それなら食洗機だろう。食洗機を使えば、間違いなくピカピカに洗ってくれるはず。しかも、私は何もしなくていい。シロッコファンの掃除のために、食洗機を設置した。
食洗機で洗えなかった
レンジフードの取説には、『食洗機を使わないで下さい』と明記されている。でも、ネット上には「洗える」「洗っている」という書き込みが多いのも確か・・・
素材は金属だし、熱に弱そうにもないし、以前、レンジ回りの掃除にスチームガンを使っていたので、そんなスッキリ感を期待して、私は「良し」とした。
でも、すぐやめたのだけど。
「これはいい」と、毎週のように洗っていたら、塗装が剥げてきたから。(ファンの部分ではないのだけど)
わが家に洗剤は置いてない。買うつもりもないので、しょうがないから、ナチュラルクリーニングでシロッコファンを掃除することになった。
はたしてシロッコファンに、ナチュラルクリーニングで太刀打ちできるのか?
まず重曹やセスキを使った。トロトロ石けん、粉石鹸と酸素系漂白剤を混ぜるというのもやってみた。
重曹1つとっても、重曹スプレー、重曹を振りかけてこそげる、ペーストにして貼り付ける・・・いろいろな方法がある。気になるものから試してみたけど、効果が弱かったり、作業が手間だったり、どうもしっくりこない。
結局、いつもの食器洗いの様に、粉石鹸を溶かした液でシロッコファンを洗うのが、一番手間がかからず、すっきり汚れが取れるとわかった。
シロッコファンを粉石けんで洗う
まさかシロッコファンまで、こんなので洗えるんだとびっくり。
しかも、お風呂みたいな温度の石鹸液だから、洗ってる間も気持ちがほっこり。洗い上がりもすっきりさっぱり、あの石鹸の心地よさ。
必要な道具
いつもの掃除道具はこれだけ。
- 粉石鹸
- シロッコファンが入る大鍋
- ブラシ(ズビズバサラッシュ)
大鍋は、シロッコファンがどっぷりつかるもの。なければ、何かで代用を。
ブラシがあれば作業効率が大幅アップ。使ってみて、歯ブラシとは雲泥の差だと知った。タイルの目地用『サッとる目地ブラシ』を愛用している。先っぽの尖り具合が絶妙。
ただ、すぐに広がるのがネックで、最近は『ズビズバサラッシュ』を使うことが多い。
食器を洗った後のおさがり。隅々まで良く洗えるので、私のお気に入り。
掃除の手順
いつもの掃除はこんな風。
朝ごはんの前に石鹸液に漬けて、食事が済んだら洗う。そして乾かすと、お昼ごはんの頃には乾いている、と言う感じ。
《手順》
- 大鍋に水を入れ温める(40~50℃)
- 1に粉石鹸を大匙2杯(水約8Lに対し)溶かし、シロッコファンを漬けこむ(30分程度)
- お湯の中で、ブラッシング
- 石鹸を流す
- 乾かす
私がポイントだと思っているのは、お湯の中で洗うこと。
半身浴のような状態 ↑ で洗うのが、なぜか汚れが良く取れる。これなら、ブラッシの水撥ねも防げて好都合だし。
こうやって洗った後の石鹸液。捨てるのは、まだ早い。
2か月程度のシロッコファンの汚れを取っても、まだこんな風に泡が立つ。
泡が立つのは、洗浄力が残っている証拠。それならと、レンジフードの他の部分や、コンロまわりの五徳、細々としたものを、次々に突っ込んでは(突っ込めなくても)ズビズバサラッシュで洗っていく。
ついで洗いで、キッチン丸ごとスッキリと言う次第。
おまけ、掃除しやすいレンジフードのこと
うちのレンジフードがキレイなのには、実はもう一つ理由がある。それは、掃除しやすい機種を選んでいるから。
そんなレンジフード選びのことも、お伝えしたい。
自分で掃除することを前提に、掃除のしやすさにこだわった。設計士が予定していたのは、スタイリッシュなアリアフィーナ。でも、この機種は掃除しやすいのか?検証してみた。
ショールームもないし、カタログだけではわからない。製作元は富士工業。レンジフードで最大手企業。ここに電話で問い合わせた。
お客様窓口かと思ったら、いきなり製造部とかそんなところに繋がって、設計に詳しいおじさんが対応してくださった。その返答によると、見栄えを取るならアリアフィーナ、性能的には自社上位機種をおすすめすると。
掃除もしやすくて、値段的にもこなれている等々。
制作現場の声に納得し、進言どおりの機種を選んだ。プレミアムプラスというシリーズ。これも、私がキレイを保てる理由の1つ。
まとめ
石鹸液のお陰で、レンジフード掃除が全く苦ではない。
むしろ気持ちいいと思う程。
ただ、以前の私のように、ガチガチの汚れにどの程度効果があるのか、実証してないので悪しからず。それでも、ちょっと濃いめの石鹸液で試してみる価値は十分あると思う。