近頃エコで見直されている湯たんぽ。
でも、私はもうこりごり。
2回も低温やけどするなんて、相性悪すぎです。
ところが、ヨガのレッスンで必要になり20年ぶりに買ったのが、ファシーの湯たんぽ。
使ってみると実によくできていて、携帯性はもとより、肌ざわりといい、お湯の伝わり具合といい、隔世の感があります。
しかも、足を温めるだけじゃない!
おひとり様の昼間の暖房、健康維持の温活、時には肩こりや腹痛対策、防災グッズにも・・・
低温やけどの可能性もかなり低いとわかり、安心して昼も夜も抱えこんで、この冬はポッカポカ。
一気にお気に入りになったファシーの湯たんぽ、私の使い方を紹介します。
なぜファシーの湯たんぽ
湯たんぽの良さを、私はこんなところに感じてます。
- じんわりとした湿度のある温かさ
- 子どもの頃を思い出す懐かしい温かさ
- シンプルで長持ち
でも、良いことばかりじゃないのは、経験済み。毛布でくるんだ中は、アツアツのお湯ですから。
赤ちゃん用でも低温やけど
私の最初の低温やけどは金属製の湯たんぽ、そして2度目は赤ちゃん用の湯たんぽでした。
プラスティックのカバーに覆われ、本体と布の間に空気の層ができる、そんな赤ちゃん用なのにです。
原因は、授乳中の寝落ち。我ながら情けないほど鈍いようで、2度とも皮膚移植を提案されたほどの重症でした。
真冬に赤ちゃんを抱えて、足を引きずりながらの病院通いはトラウマ。それ以来湯たんぽは使っていません。
ファシーの湯たんぽの特徴
「レッスン後のシャバーサナ(しかばねのポーズ)に、体を温める湯たんぽを用意して」と、ヨガの先生がおっしゃいます。
言われてみれば、そんな使い方も確かにできそう。
そこでリサーチを重ね購入したのが、ファシーの湯たんぽ。
なかなか特徴的な湯たんぽです。
- 柔らかい樹脂製のボトル
- 布で包む必要がない
- 柔軟性がある
- 軽い
- 高温にならない
- 約10時間かけてゆっくり温度が下がる
- 裏表の温かさが違う
- 水枕になる
使用説明を読んで、またびっくり。
熱湯は入れないで!
沸騰直後の熱湯は避けて、少し冷めてからボトルに入れてください。適温は人により異なりますが40℃~60℃程度が気持ちよい温かさです。
ファシー湯たんぽの使用方法 | ファシーの湯たんぽ (yutampo.jp)
最初から適温を入れるんだそうです。
湯たんぽは、普通熱湯を入れるものです。少しでも長く温かさが続くように。
なぜだろうと調べてみたら、この湯たんぽHPによると塩化ビニール樹脂製です。
塩化ビニール樹脂の耐熱温度は60~80℃。熱湯を入れないのではなく、入れられないのだとわかりました。また、熱伝導率が低いので、適温(低めの温度)のお湯を入れても冷めにくい。
だから、適温を入れても温かさが続くんです。
ファシーは、たくさんの種類があります。とはいえ、私の場合は可愛さ不要、実質本位で布カバーなしを選びました。
片面が凹凸加工してあり、表と裏で温かさを調節できるものを選びましたが、これは正解。
凹凸面(下)はヒダヒダの部分に空気の層ができるので、熱がマイルドに伝わります。また、体と程よい距離もできるので、低温やけど対策にも有効そう。
最初は凹凸面を使い、冷めてきたら裏返す。これで4~5時間は心地よくいられます。
他の湯たんぽと比較
うちにある湯たんぽは、「ファシー」「マルカ湯たんぽ」「白元アース レンジでゆたぽん」の3つ。
その他2つの湯たんぽの使い心地を比べました。
マルカ湯たんぽは、昔ながらのトタン製で、まさに私が低温やけどしたのと同じ。
もちろん夫専用です。
湯たんぽをコンロにかけてアツアツにして、バスタオルで包んで使っています。そうすることで長く温かさを保てますが、スタート時はちょっと熱すぎ。
中年夫は、机に向かうときに感度の鈍くなった足裏を乗せて使用しますから、これでいいようです。
体が温まり、部屋の暖房が必要ないと本人の弁。
レンジでゆたぽんは、以前湯たんぽ代わりにしようと購入しました。
温かいし、低温やけどの心配もありません。ただ、中の袋のゴワゴワ感、ガザガザという音、湯たんぽらしいほっこり感はありません。
湯たんぽのいろんな使い方
私が思うに、湯たんぽは「足を温める道具」、ファシーは「マルチな道具」です。
お湯を半分くらい入れ、中の空気を追い出して使いますが、そうすると体にフィットするのがゆえんでしょう。
私はこんな風に使っています。
- 日中おひとり様用の暖房
- 温活
- 肩こり・腹痛対策
- 防災グッズ
座るときに膝に乗せれば、体中じんわり温まってきて部屋の暖房は不要です。my湯たんぽを夫婦でそれぞれ抱えてると、灯油代の節約になりました。
布団の中では、足やお腹を温めます。
私が感動した使い方は、肩こりの温シップ替わり。ガチガチに固まって、明日こそ整体に行こう!という日にふと思いついたのですが、これが効果絶大。
首の下に敷いて、ソファーに寝転がってTVを小一時間見てる間に、ふわぁっと、肩周りの血液が流れだし、コリがほぐれました。
次男の急な腹痛の時も、「気持ちいい」と抱いているうち収まりました。
経験的に感じていましたが、体を温めることは良いことずくめ。
「冷え」は万病のもと~からだを温めると元気になる~
冷え性は病気というより、血液の循環が悪いために起こる諸症状です。しかし、不快な症状を引き起こすだけではなく、深刻な病気に繋がることも少なくありません。体温の低下が生じると体の全細胞臓器の代謝が悪くなります。心臓や血管系の働きが低下し、血液の流れが悪くなります。肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、神経痛などの自覚症状が現れてきます。ほうっておくと心筋梗塞、脳梗塞、腫瘍などの病気に進んでしまうことがあるので、「冷え」を甘く見ないことです。
「冷え」は万病のもと~からだを温めると元気になる~/からだを温める食材/からだを冷やす食材/生姜湯 (minamitohoku.or.jp)
ファシーは手軽な温活にぴったりです。
また電源の要らない保温グッズとして、アウトドアでも活躍している様子。それなら防災グッズとして便利だろうと思います。
まとめ
ファシーのお陰で、湯たんぽのイメージがすっかり変わりました。
温かさの具合が、猫を抱いている?ような癒される心地よさ。
おひとり様の暖房・温活・体の手当・癒し・防災・キャンプ・・・となんとも使える道具なんです。
おまけに、低温やけどから一番遠い湯たんぽだと感じます。
昔知っていたら、低温やけどなんてしなくて済んだでしょうに。
ずーっと、手元に置いておきたい道具です。