オーブンレンジが主流のようですが・・・
逆行してオーブンレンジから、オーブン単機能に変えました。
庫内がアツアツで、解凍できずにいたりレンジ用のプラ容器を入れていいのか躊躇する。そんなことが何度も繰り返されたので。
機種はすぐ決まったものの、迷ったのは庫内容量。
「現状と同じ33Lか、サイズアップしたほうがいいのか」
家族4人。食べ盛りの息子たち。人を招くのが好き。料理好き。パンもお菓子も良く作る。
そんな私が何度もショールームへ行って現物を確認してみても、実際料理を乗せてみない事にはピンとこず・・・
結局安さにつられて33Lにしましたが、これで正解でした。料理とのサイズ感について記します。
リンナイガスオーブン容量33Lのサイズ感
機種はリンナイのビルトインガスオーブンです。いくつかあるメーカーからこう決めたのは、
- 高火力コンロにメーカーを揃えた
- 最高温度が280℃
- これまで使っていた安心感
私はボケるまで火で調理していたいのでガス一択です。
ここまでは、わりとすんなり決まったものの、せっかくなら容量を大きくした方がいいんじゃないかという悩みは、かなり引っ張りました。
大は小を兼ねるのか
実は、庫内容量が違っても本体の大きさは変わりません。ビルトインはシステムキッチンに組み込むのでサイズが決まっています。
「だったら、大きいものでいいんじゃないか?」と夫も業者さんも言います。
でも、大きければそれだけ、余計なガスを使うことになるし、時間もかかる。それは無駄というもの。
いったいどのくらいガス消費量が違うか。
都市ガス13A | 33L | 44L |
(kw) | 3.55 | 4.65 |
(kcal/h) | 3050 | 4000 |
1時間当たり1.1kw(950kcal/h)の違いです。
当時この数字の差、1.3倍を大きいものだと捉えたのですが、今回金額ベースで計算してみれば、33Lが45円で44Lは60円。計算を間違えてなければ、1時間当たり15円の差でした。
節約効果は薄いかもしれません。
33Lじゃ不安なこと
これまでリンナイの33Lを使っていて、もうちょっと大きかったらいいのにと思うことが、いくつかありました。
大勢でピザを作る時
天板がもっと大きかったら、一度に焼いて一気に食べられのに。
ベーグルを作る時
天板に6個乗せると、くっつくきます。かといって減らせば天板2枚で1度に焼けません。
イギリスパン・シフォンケーキを焼く時
庫内の高さがギリギリで、時にくっついたり焦げたりしました。シフォンケーキはそれ以来卵量を減らしています。
大きさ以外にも気がかりはあります。
将来の暮らし方
オーブンは息の長い家電です。これまでも20年使いました。今後20年使うと考えると、どんな暮らしをしているんだろうと。
子が大きくなれば親子で招くことはないでしょう。年を取ると4キロの丸どりは焼くだろうか・・・
リンナイガスオーブン使用感
散々迷った挙句、「迷うなら安い方」という単純な選択で33Lにしました。
結果これで十分でした。
イギリスパン・ベーグル・シフォンケーキなど
『イギリスパン』
これはやはりギリギリ。でもどんなに膨らんでも天井にはつかえません。てっぺんにいい感じの焦げ目ができ、まるでレンガ窯ででも焼いたかのような雰囲気です。以前のような真っ黒な焦げには至りません。
『ベーグル』
これはやはりくっつきます。でも、失敗したらくっつきません。いつも作るわけでもないし、家族が食べるだけなので、こんなのもんだと思っています。
『シフォンケーキ』は家族が減り、21cmの型から17cmにサイズダウンしました。
オーブンは小さい方が便利かも
作る料理も変わります。
子どもが大勢でピザをがっつり食べると言うこともなくなり、グリルで1枚ずつ焼く方法に変わりました。大人はワインを飲みつつ、おつまみ程度。
天板が小さい方が便利な料理もたくさんあります。
例えば、少し前に流行った『ギュウギュウ焼き』。
天板ごとテーブルに運んで豪快に食べるには、こんなサイズの方がぎゅうぎゅうして美味しそうです。
クリスマスに『4キロくらいの丸鶏』はまだ焼きます。
焼き汁をかけながら転がしながら、と天板を出したり入れたり、取り回しもこれ以上は重すぎます。
ロールケーキ生地を流すにもこのくらいが限界でしょう。これ以上大きいと天板の中に防波堤を作る必要がありそうです。
手入れや取扱いを考えると、むしろ小さい方が便利。
まとめ
オーブン、一見大は小を兼ねそうですが、そうではありません。
人によって、ちょうどいい大きさがあります。私はこの33Lのビルトインガスオーブンがちょうどいい。じっくり選んだ甲斐がありノンストレスで、とても便利に使っています。