【高加水パン】作りたくない日の簡単パン作り

高加水生地の リュスティック料理の愉しみ

手作りパンは暮らしを豊かにしてくれます。

そんな魅力とパン好きが高じて、もう30年うちで食べるパンは自分で作っています。習慣というか惰性というか・・・

時には作りたくない日もあります。近頃、そんな時に開くのがこの本。

『高加水生地の粉ものレッスン パンにもピザにもおやつにもなる』著者:内田真美 出版社:KADOKAWA 発売日:2021/3/19

こねなくていい」から、こね機がいらない。「いつ焼いてもいい」から、時間に追われず自分のペース。それでいて味は本格的。こんな気楽な作り方があったなんて。

簡単で美味しいからお客様の来る日にもぴったり。道具を持たない初心者にもぴったり。

そんな今お気に入りの、パン作りの本を紹介します。

パン作りは暮らしの豊かさ

高加水のリュスティック

祖母の代から、パンは買うものではなく作るもの。

田舎だったので、気軽に買える所がなかったんだと思います。当時はイーストも不安定だったのか、ちょっとガリガリしたパンだったような。

でも、なぜか食べ飽きないパンでした。時に粘土のように妹たちと作るのも楽しかったし。

時間と心のゆとり

そんな記憶があるので、やっぱり私も作ります。

週に1回、1週間分まとめてエイっと作ります。凝ったパンは作りませんが、それでも粉は1キロ以上、最低2種類は作るので1日がかり。

家事の合間に作るとはいえ、それなりに時間も手間もかかります。

同じ様にやっているつもりでも、気温や湿度、材料のちょっとした違いで、生地のまとまり具合や発酵時間も変わるので、上手くできたり、できなかったり・・・

忙しかったり、イライラしていたり、他のことに気を取られていると、見るも無残なこんな姿に。

過発酵の失敗パン

パン作り、心のゆとりは大事です。

ゆとりのない日もパンを焼く

時には焼きたくない日もあります。時間的に、精神的に。

そんな日は買えばいいと思うでしょう。でもこんなパンを作って食べていると、中途半端なパンが買えないんです。

添加物が入ったパンに過敏に反応します。そもそも買い慣れていないので、たくさんのパンを前にどれを選んでいいのかも迷います。その上、どうせ買うなら美味しいパンを食べたいという欲求もあって。

不承不承作るしかない。

とりあえずホットケーキを焼いてその日をやり過ごし、次の日に仕切り直してパンを焼く。そうやって場をつないできました。

結局ホットケーキを焼いただけ、手間が増えたようなものですが・・・

それが今は、作りたくない日は高加水パンと言う手があります。

作りたくない日のパン作り

パン作りの本はいろいろ見ます。

イースト少なめ、天然酵母、%表示の本格的なものと、興味の赴くままいろいろチャレンジしましたが、作業が複雑なほど、時間をかけるほど、本格的なパンになる印象。

美味しいものは手をかけなきゃいけないんだというのが私の結論です。

ところが、例外もあるようで・・・

簡単な高加水パン

この本のパン、意外にも簡単で本格的なんです。

しっとりもちもち滋養のありげなパンが、いとも簡単に作れます。

《高加水生地の粉ものレッスンを絶賛する理由》

  • こねなくていい
  • 生地を放っておける
  • いつでも焼ける
  • 美味しい
  • 失敗しない

普通のパン作りの工程だと、こねる→一発酵→成形→発酵→焼く。

生地の発酵に合わせて作業を進めます。それが、高加水生地の場合、自分に合わせて作業できます。

こねは機械要らず、ボールでざっくり混ぜるだけ。

高加水生地を混ぜる

発酵は冷蔵庫の中で24時間。生地は4日程度保存可能。ここまで長いと時間管理もいい加減で大丈夫。

冷蔵庫発酵パン生地

そして食べたい時に食べたい分だけちぎって焼く。

何とものんびりしたパン作りなんです。

何度も作りましたが、コツ要らず失敗もありません。

高加水パン作った感想

高加水生地のポッセリーニ

我が家のヒットはポッセリーニとリュスティックでしょうか。息子が「お店でこれ食べた」と大絶賛。

ピザは頑張って伸ばしましたが、私にはちょっと重い。それでも、1枚だけ作るなんてことができるのが、すごく便利です。

高加水生地のピザ

面白いと感じたのは、パンなのに手粉を使わないこと。

ピザ・ホットク・ポッセリーニなどは手水を使います。まるでお餅でも扱っているかのように。

これだけゆるい生地だと、手粉をつけても扱いにくいはず。それが水だとすごく楽。こんな手があったのかと。

生地をまとめる時に、私はゴムへらではなく、パン用スクレーパーを使いました。こちらの方が力が入りやすく、生地をまとめやすいと思います。

もう一つ、薄力粉を半分弱使うので、強力粉ばかりを使うパンより、懐に優しいことも付け加えておきます。近頃、小麦粉がどんどん値上がりしているのでこれもポイント。

まとめ

この本があまりに良くて、著者を改めてみれば、気に入ってよく作る

『うちで食べる台湾式ごはん』出版社:マイナビ 発売日:2012/11/21の著者だとわかりびっくり。

専門家じゃないのがいいんでしょうね。とにかくおおらなパン作りです。それでいて美味しい。

ぜひお試しください。