市販の冷凍食品がキレイに並ぶ冷凍庫。こんなのだったら苦労はしない。
うちの冷蔵庫ときたら、尾頭付きの魚や肉の塊、ボイルした牛筋、手作りパンといった、不揃いな冷凍品が石垣のように詰まってる。ちょっと取り出しにくいけど、手作りしてたら整理なんてできっこない。そんな甘えがあった。
それが「冷凍を活用しよう」という本に触発されて、冷凍に弾みをつけたのがいけなかった。せっかく冷凍したのに紛失したりミイラ化したりで、取り出すのもままならなくなって・・・
これじゃ本末転倒。せめて失くしやすい小物だけでも整理してみることにした。
場所は上段の浅い引き出し。使ったのは『紀ノ国屋のジッパーバッグ』。
これが思った以上に具合が良い。小物が並ぶと、大物もそれなりに居住まいを正したというか、秩序ができたというか・・・
「食費が減る」・「短時間で栄養たっぷりのご飯が作れる」と、まさに本に書かれていた冷凍の効果も実感。
たかが整理、されど整理。もっと早くやればよかった。
冷凍庫収納は上段だけ整理する
なんでも冷凍しておけば便利と言うのは、直ぐに取り出せてこそ。
薬味1つ探すのに、「確かこの辺りに入れたはず・・・」と開けっ放しで引っ掻き回す時間と労力。冷蔵庫の負荷も気になるところ。
小さなものほど見つからない、なら小さなものだけ整理すればいい。
紀ノ国屋のジッパーバッグ
何を入れてもしっくりこない冷凍庫の上段の浅い引き出し。この浅さ、小さなものの整理にぴったりじゃないか。
でも、上手く使えてなかったのには理由があって、ちょうどいい収納用品がなかったわけで・・・。「普通の保存袋」だと高さが余り、「小さなタッパー」だと無駄が多い。
そこでひらめいたのが『紀ノ国屋のジッパーバッグ』。
《良い所》
- 浅い
- 底マチつき
- スライドジッパーつき
- サイズごとの色がある
- サイズ展開が細かい
このサイズなかなか他に見当たらない。まるで、冷凍庫の浅い引き出しのために作られたみたい。
中に物を入れるとふっくらして、餃子みたいに自立する。この形のお陰で、ぱっと見て何が入っているかわかりやすいし、引き出しを開けても倒れることがない。取り出しても、元の場所が空いているから、ちゃんと元に戻すことができる。
サイズごとに色分けされたジッパーを目印に並べれば、キレイに整頓できるし、色を頼りに「ああ、あれね?」と入ってるものが蘇る。
ネギの小口切りは一番大きな袋にたっぷりと、シソの実は一番小さな袋にちょっとだけ、それぞれにちょうどいい大きさがある。ちょっと詰めてね!なんて融通も効く。
《悪い所》
- 洗いにくい
- 値段が高い
- 売ってるお店が少ない
形がちょっと複雑な分、洗いにくいかもしれない。でも、こびりつくようなものは入れないし、何度も洗いながら使えている。値段は若干高いけど、これに変わるものも見つからない。
それに、このロゴもいい感じ。ただのちりめんも、この袋に入れると『謹製紀ノ国屋』美味しさが増すような、増さないような・・・
ジッパーバッグで小物整理
ジッパーバックは全部で5種類。
ニーズに合わせて買い増して、私が使っているのはLLを除く4種類。Lがちょうどキュウリが入るくらいの長さで、これ以上なら普通の保存袋で十分だと思う。
多用しているのはSとM。
袋のサイズ | 入れてるもの |
SS(紫) | 月桂樹の葉・山椒の実・ベニバナ |
S(青) | ピール・チーズ・パプリカ・無縁バター |
M(オレンジ) | ちりめん・油揚げ・ショウガ・キノコ100gパック分 |
L(緑) | むき栗・ネギ・練り物セット・キノコ200gパック |
そんなジッパーバッグを、私はざっくりと牛乳パックで3つの区画に分けて並べている。
牛乳パックで仕切るのは、融通がきくから。
いくらジッパーバッグが良くても、水分の多いものを冷凍する時はタッパーを置きたいし、肉を平らに凍らせたい時は普通の保存袋を寝かせて置く。
狭い冷凍庫、融通しあって使うのが使いやすさの秘訣。
冷凍庫の整理はお得がいっぱい
冷凍庫を開けると、まず飛び込んでくるのが上段の風景。整列したジッパーバッグを目にするのは悪くない。下側もさぞきれいだろうと、錯覚したりして。
でも、もっといいのは、無駄に買わない捨てなくなって、食べ物を大事にできていること。冷凍を使いまわして、栄養満点のご飯がパパっと作れるようになったこと。
食品ロスが減る、食費が減る
いつも大袋を買ってきて小分け冷凍する。お肉や魚などメインを張る大きなものは下段に押し込み、薬味や小さなものはジッパーバッグに入れて上段に並べる。
冷凍庫を開ければ全体が俯瞰でき、在庫の管理が楽々。だから、もう霜だらけの干からびたショウガが出てくることはありえない。
急に息子がやって来ても、わざわざ買いに出ることもない。とりあえず冷凍庫を開け、あるもので献立を組み立てられるようになった。今回は鱧の冷凍をフライにして、冷凍栗で栗おこわ、冷凍カマスの塩焼きに、冷凍ミートソースでナスのグラタン。
使う食品増えて栄養満点
ショウガのみじん切りやネギの小口切り、ミョウガ、山椒の実、ブルーチーズ・・・。少量多品目、冷凍庫に並んでいる。
↑のミートソースもパルミジャーノ・レッジャーノをすり下ろしただけで本格派っぽく見える。普段の味噌汁も、冷凍バッグをいくつか開けて鍋に投入するだけで作った感が増す。
ネギとショウガとニンニクをジッパーバッグから取り出せば、これまた中華に間違いない。そんなのを迷わず取り出せるようになったのが、ジッパーバッグ整理のありがたさ。
まとめ
冷凍庫、上段を整理しただけなのに、日々の料理がホントに楽。
紀ノ国屋のジッパーバッグおススメ。