「今日はどこ歩こう」
ウォーキングも近所ばかりだと、いい加減飽きてくる。
ところで、先日行った向島百花園でユニークな体験をした。
偶然出会った「雑草オタク」のおじさんから、半ば強引に雑草レクチャーを受けるというもの。
それが意外に楽しくて、帰る道々考えた。
「雑草」と「ウォーキング」結構相性いいんじゃないかと。
雑草ならどこでも観察できるし、「雑草オタク」のおじさんがいなくても、簡単に雑草の名前がわかるアプリもある。
早速「Googleレンズ」を使って、雑草名前調べウォーキングをやってみた。
雑草とは言え、知らないことを知るのは楽しくて、知らず知らずに歩数を稼げるのもいい。
ウォーキングに飽きた人におススメ。
ウォーキングを楽しくするアプリ
ウォーキングを習慣にして早2年。
ここが軽井沢なんかだったら、楽しいウォーキングコースがいっぱいあるんだろうけど、普通の住宅街。どこを歩いても、見慣れた道ばかり。
もっと、新鮮な道だったらやる気もでるんだけど・・・
雑草観察の楽しみ
桜につられて隅田川。
隅田公園→三囲神社→弘福寺→長命寺→鳩の街通り→向島百花園とウォーキングした。
向島百花園に見ごろの花はなかったものの、地植えの「春の七草」の展示があった。
「この機会にちゃんと教えてもらいたい」と思って、近くで作業していた係の人に声をかけた。
その時見知らぬおじさんが一緒に話を聞いていて・・・
「この後、私で良かったら説明しましょう。結構詳しいんです」と。帰るところだとも言えず、ずるずると話を伺うはめに。
そこに植えられている草木の説明をしてくれるのかと思っていたら「雑草が大好き」なんだそうで、目をキラキラさせながら雑草の熱いレクチャーが始まった。
「これ!これを見てください。キレイでしょ?茎が四角なんです。シソ科の特徴なんです。珍しいでしょ?」
興奮気味に教えてくれたのがヒメオドリコソウ。
ちょっと質問なんかしたものなら、
「良いこと聞いてくれました。これ説明したかったんです。日本タンポポはここの緑のところが、総苞片て言うんですけど、ここが、ほら、くっついてるでしょ?西洋タンポポは開いてる」
そのうち「チャッチャッ」という鳥の鳴き声が聞こえてきて、「鶯の地なきに違いない!」と大騒ぎになって、つられてこっちも大騒ぎ。
次第に共鳴してきて・・・
雑草観察にアプリがおすすめ
これまで私の目には見えてなかった雑草。
小さな草花にも、ちゃんと名前があって、よーく見ると面白い形だったり、キレイな花を咲かせているんだと、雑草おじさんに教わった。
研究熱心な方で、わからないことがあると「調べます!」とスマホを取り出し、植物に向ける。
そうすると名前がわかるんだそう。図鑑のようなアプリらしく、丁寧に書かれていることを説明してくださった。
便利なものがあるものだ。
今までは10冊ほど植物図鑑をリュックに詰めていたけれど、あまりに重いのでアプリに変えたら楽になったとも仰っていた。
ぎっしり入れてるアプリの中から、おススメ有料アプリ2つ教えてもらった。
Googleレンズがウォーキングにおススメ
「雑草おじさん」の熱量があまりに大きかったから、ちょっと移ってしまったようで。
Googleレンズ使ってみた
うちに戻ってからも「ヒメオドリコソウあった!」と大喜びする自分がいた。
実はどこにでもある雑草だったらしい。
「ほかの雑草の名前もわかると楽しいかも」
教えてくれた有料アプリでもいいんだけど、名前がわかれば十分。
そういや以前息子が使ってたGoogleレンズ、あれいいかも。とりあえず無料だから試してみようかと・・・
「出た!スズメノカタビラ」
ちょっと検索が甘いかもしれないけど、全くの素人だからとりあえず十分。
ウォーキング&知的好奇心
代わり映えのしない道を、ぼーっと歩数をこなすだけのウォーキングはつまらなかった。
ところが、Googleレンズを片手にウォーキングしたら、気分は雑草のフィールドワーク。いつもの道が新鮮に思えるから不思議。
へんてこな名前がついていると、なんだかウキウキしたりして・・・
どこにでもある雑草だから、ウォーキングのお伴にもってこい。
ちょっと知的好奇心も刺激され、足と頭を使うからボケ防止にも役立ちそう。
まとめ
こんなウォーキングも「雑草オタク」のおじさんとの出会いのおかげ。
最初は「へーんなの」と思ったけれど、あまりに幸せそうに話すから耳を傾けているうちに、いつのまにか沼に足を踏み入れてしまったらしい。
うちの庭にヒメオドリコソウを見た時、スイッチが入った。
ウォーキング、雑草に加えて花や木も調べられるGoogleレンズと一緒が、おすすめです。