「柳宗理のステンレスケトル」をキッチンのビューポイント!
にするつもりだったのに・・・
いつの間にか、こんなに薄汚れちゃって。
そんな私のストレス、天然油脂の台所用石けん「ハイネリー」が救ってくれました。
それも、食器洗いのついでにこするだけの手軽さで。
こんなに強力なのに、手袋もいらず、傷もつかないなんて不思議すぎるんだけど。
しかも、それだけじゃないんです。
これまでナチュラルクリーニングだけで取り切れなかった家中の汚れを、丸ごと引き受けてくれる万能ぶり。
いったいハイネリーって何物なんだ!?
そんなエコで優秀なクリーナーを深堀りしました。
ハイネリーってなんだ?
私は、石けんにアルカリ剤(重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ・酸素系漂白剤)、そしてアルコールを、日々の掃除に使っています。
こんな合成洗剤を使わない掃除を、ナチュラルクリーニングと呼ぶんだそう。
ナチュラルといえど、効果はばつぐんだし、肌にも環境にも優しいところがお気に入り。
とはいえ、ちょっと力不足なところもあります。
私の経験ではこの3つ。
- ステンレスケトルのヤケ(高熱による変色)
- オーブンやグリルの内側
- お風呂のプラスチック椅子
時間をかければ、「それなり」にはなります。でも、お湯に漬け込んだり、シップしたり、手間と時間をかける割に効果が薄い。
ハイネリーを知るまでは、「ナチュラルクリーニングの限界」と納得していたのですが。
ハイネリーとは
ハイネリーは台所用せっけんです。成分は下記の通り。
品名 台所用せっけん
株式会社 ハイネリー
成分 純石けん分(18%脂肪酸ナトリウム)けい酸
液性 弱アルカリ性
合成洗剤じゃないから、これもナチュラルクリーニング?
粘土のような見た目です。これをぼろ布につけて擦るだけで、これまで難儀していた汚れが、すっきり落ちました。
それも、メラミンスポンジよりしっかり、ステンレスたわしよりも傷をつけずに。
ホントに不思議。
ハイネリーは温泉由来?
ますます興味をそそられるハイネリー。似た商品があります。
カタログハウスの「クリンマスター」と日本珪華科学工業「ハイホーム」。同じ用途ですが、こちらはクレンザーと表記されています。
気になったので成分を素人ながら比べてみました。
品名 | 成分 |
ハイネリー | 純石けん分(18%脂肪酸ナトリウム)けい酸 |
クリンマスター | 天然珪華石・水・脂肪酸ナトリウム |
ハイホーム | 研磨剤(50%)・けい酸系鉱物・界面活性剤(10%純石けん分) |
珪華と言うのは温泉水の沈殿物。主にけい酸からできているそうです。ということは、3つとも成分は似かよっています。
石けんとけい酸が合わさると、パワーアップするんだそうです。温泉由来とは好感度もアップ。
珪華ソーダの役割と効果
珪酸ソーダの機能|製品情報|東曹産業株式会社
石鹸や洗剤に珪華ソーダを添加するとアルカリの作用により油分などの酸性汚れがケン化され、洗浄効果が向上します。
「成分表記の前にくるほど含まれる量が多い」ことを考えると、ハイネリーは石けん寄りで、後2つはクレンザー寄り。
優しい使い心地を求めて、私はハイネリーにしました。
ハイネリー、柳宗理のケトルに使ってみた
柳宗理のステンレスケトル。
艶消しタイプ(鏡面じゃない)を選びましたが、その雰囲気を損なうようなキズはつけたくありません。
これまでの手入れ方法は2つ。
- 重曹
- メラミンスポンジ
重曹の場合
重曹(弱アルカリ性)で、油(酸性)を中和させて落とします。
重曹を溶かしたお湯に漬け込んだり、重曹ペーストを塗り付けたりして時間をかけて汚れを浮かせ、こすり落としていました。
メラミンスポンジの場合
こするだけ。
どちらも、油汚れは取れますが、うっすらと茶色く変色したようなヤケには歯が立ちません。
お風呂掃除に買ったハイネリー
ハイネリーは、もともとお風呂掃除に使っていました。
棕櫚のたわしにつけてゴシゴシとタイルを磨くと、泡がたってタイルが気持ちよさそうなんです。優しいいい匂いに包まれます。
それでいて、プラスチック椅子の黒ずみもすっきり取れるし、諦めていたステンレスのシャンプー台のもらいサビまでとれちゃいました。傷もつけずに。
厚い信頼の元、キッチン掃除に格上げし、満を持してのステンレスケトル。
ほんの1分程度布で擦っただけですが、ヤケまで目立たなくなりました。(よく見れば完璧に取れてはいません)
なんでもっと早くに使わなかったんだろう。
まとめ
ハイネリーは、ほんとに万能クリーナーです。
困っていたステンレスケトル、オーブンやグリルの内側、プラスチックのお風呂椅子の汚れも、気持ちよく落としてくれました。
他にも、キッチンの流し、お風呂のタイルやカラン、洗面陶器、トイレの手洗い周り・・・
いままでナチュラルクリーニングで良かったところまで、気持ちよくてついこれで。
見栄えも、匂いも、使い方も古めかしくて、使うほどに味わい深いクリーナーです。
ぜひお試しください。これが天然成分か!とびっくりします。
参考にしたURL
エサンデス https://www.sands-j.com/products/products_b/j002/
日本珪華工業(㈱) http://nihonkeika.co.jp/seihin.html