インターバル速歩、たかが「無料アプリ」されどアスリート気分

歩数計アプリライフスタイル

1日1万歩は努力のわりに報われない」どうやらこれが今の常識だそうです。

運動強度が低すぎて、運動とは言えないと。

1万歩に程遠かったとはいえ、唯一の健康のよりどころだったのに。

でも、見つけました!根性のない私にぴったりなインターバル速歩

キツくもなく、たった10分程度の速歩だけで、病気予防効果も実証されてるんだそうです。

こんなので健康になれるなら儲けもの、さらに「無料アプリ」を使えば、アスリート気分にもなれたりして・・・

運動しなきゃと思いつつ、なかなか続かない皆様これよくないですか?

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インターバル速歩はスポーツ

インターバル速歩に興味を持ったのは、こんな本を読んだのがきっかけ。

どちらも「健康のためには「ややきつい」速歩をするべきだ」と書かれていました。

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方
著者: 能勢博 出版社:講談社 ブルーバックス 2019/10/17

究極の歩き方
著者:アシックス スポーツ工学研究所 出版社:講談社 2019/9/18

インターバル速歩トレーニング(能勢博氏提唱)

「インターバル速歩トレーニング」とは、だれもが気軽に取り組める体力向上プログラムのこと。

加齢によって起こる様々な病気は、体力の低下が根っこにあるんだそうです。

インターバル速歩のやり方

「速歩3分とゆっくり歩き3分」を1セットとして、これを1日5セット以上、週4日以上繰り返すことを目標とします。

特に私が気に入ったのは、「速歩3分は目安で、分けてもまとめても時間配分はどうでもよく、とにかく合計早歩き時間が60分以上/週になるようにすればいい」というところ。

ようするに「週に1回だけ60分速歩する」でもいいんです。後6日はお休みで・・・

速歩のスピードは「ややきつい」と感じる速さ

「ややきつい」の目安は、5分歩くと息が弾み動悸がする。10分歩くと少し汗ばむが、会話ができる。15分歩くと脛に軽い痛みを感じる。程度です。

歩行姿勢

視線 25m先のやや斜め下を見る
姿勢 背筋を伸ばして胸を張る、腹部は引き締める
上体 肩の力を抜いてリラックス
90℃くらいに曲げ、意識して引く
地面につく足は伸ばし、つま先を上げ、踵から静かに着地。ける方の足は指で地面を押す
歩幅 できるだけ大股

これで半年続ければ体力が10%向上し、疲労回復、筋力向上、生活習慣病の改善が見込まれるんです。

「やればこうなる」が見えるって嬉しい。

究極のインターバル速歩(アシックス)

アシックスでは、身体への負担も少ないインターバル速歩をスポーツとして推奨しています。

「究極のインターバル速歩」は目標速度7キロ

この走り出さないギリギリの速さが、運動として最も効率がいいんだそうです(目安は約150歩/分)。

これで心肺機能と筋力を向上させることができると書かれていました。

「私何キロで歩いてるんだろう」とスマホで計測してみれば、瞬間的に時速6.8キロ、平均5.5キロ。

ちょっと自信があったのに、速歩と言うのもおこがましいレベルでした。

競歩の人は時速15キロを超えるといいますから、もうどうなっているんだか・・・

「やっぱり」と納得したのは、50歳が加齢に向かうターニングポイントだという記述。

以前糖尿病予備軍教室で指摘されたことと同じです。

気が付かない間にずいぶん坂を下ってきたんだなと、「運動しないといけない年齢」であること改めて自覚しました。

楽な歩行は、却って姿勢が悪くなり、筋力も衰えることにつながという怖い記述もありました。運動一つとっても、知識って大事なんですね。

能勢博氏のインターバルは入門編・アシックスは中上級編という感じです。

インターバル速歩は気楽

ナイキエアハラチ

インターバル速歩は最低60分以上/週。平均すれば1日あたり9分程度

1万歩歩くには90分はかかりましたから、計算的には1/10の時間で済みます。

買い物ついでにインターバル速歩

「ややきつい速歩」といっても、会話ができるくらいですから、大したことはありません。

私のやり方は、買い物の行き帰りに「できるだけ速く歩く」を心がけるだけ。

早歩きに疲れたらゆっくり歩きつつ休み、また早歩きするというお気楽なもの。

そんなものでも、良い姿勢で歩くとお尻の筋肉を使った疲労感があります。お腹周りも心なしかしっかりしてきて、体幹が鍛えられてる感じもしています。

汗をかきやすくなりました。

ずうずうしくも、これだけでアスリート気分になっていたりして・・・

無料アプリでダイエット

ものぐさな私にもできているので、ダイエットしたい妹に勧めました。

そうしたら「無料アプリがおすすめ」だと返してきます。時間を計るだけなら無くてもいいと思っていたのですが、これが大間違い。

計測するとスイッチが入るんです。

特に「体力測定する」という項目があり、「これ以上早く歩けないぐらいの最大の速度で歩け」と書かれているのですが、これが私の本気だったんだと・・・

今までのは、ちょっと自分に甘かったのかもしれないと反省しました。

妹が毎日頑張っているとラインをよこしますから、私もじっとしていられなくなり、つい出かける羽目に・・・

週に1度のつもりだったのに。

計測アプリ仲間は、効果倍増です。

まとめ

2022の歩数

いつも楽することばかり考えている私には、インターバル速歩がぴったりでした。

たった「10分でいい」というハードルの低さが良いんです。歩数はどうでもいいと思っていたら、かえって増えているから不思議。

すっかり習慣になって1年経ちました。

何か運動しようと思うなら、最初の一歩インターバル速歩おススメです。

追記

群馬県中之条町で65歳以上の住民5000人を対象にした追跡調査した結果だ。平均で1日に8000歩、息が弾むような速歩(中強度の運動)を20分していると、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの予防につながるという。

日経新聞 心の処方箋 2021/10/4

こんな記事を見つけました。

健康情報はアップデートが欠かせません。8000歩も必要らしいとありました。

今ならインターバル速歩で弾みがついてますから、こんな提案もするりと受け入れられそうな気がしています。